□龍の起源□
龍は、インドの神話や中国の神話に登場する伝説上の動物です。
悪の化身とされている西洋のドラゴンとは全く異なり、東洋。。。特に中国においては三皇五帝の神話から四霊(麒麟、鳳凰、亀、龍)として、あるいは皇帝始祖として、存在しました。
特に完成された「龍」は漢の高祖以来、歴代皇帝の象徴として宮殿、玉座、衣服、その他美術品など「皇帝コレクション」に描かれています。龍顔、龍車、などに天子まつわる漢語や物語も含め、中国の龍は日本でもかなりお馴染みな存在となっています。
□日本の龍□
日本には、4〜5世紀頃、神の使いとして中国から伝来したと言われています。蛇(おろち)信仰の地盤があった我が国では当初から比較的抵抗なく受け入れられ、雲雨を自在に操る水神として崇められ、やがて四神(白虎、朱雀、玄武、青龍)となり、都の守護神として定着しました。
その後、時代を経るに従い神道だけではなく仏教の宗教想とも融合し「龍神」「龍王」として独自の神格化を遂げてきました。
ここで日本の龍が誕生したのです。
以来、日本の龍は画家や工人達の匠の心を捉えて離さない、最高の題材としてゆるぎない地位を築いてきました。

●龍のつく用語
蛟 龍
未だ龍とならない蛟(みずち)、水中に潜み雲雨に乗じて天に昇る
臥 龍
野に隠れて世に知られていない大人物(特に諸葛亮 孔明を示す)
白 龍
天帝の使者、朝鮮で高位の龍
青 龍
四神の一つ
龍 門
登竜門、黄河中流山西、陝西両省の境、鯉がここを登ると龍になるといわれる
龍 鱗
老松の皮
龍 笛
昔々、龍の声を真似て作ったといわれる雅楽の横笛
龍 顔
天子の顔
龍 眼
天子の目
龍 車
天子の専用車

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